事業承継マッチング支援事業承継マッチング支援とは、後継者不在の小規模事業者と、創業希望者や事業を拡大したい企業をつなぐ、マッチングサービスです。2019年度に東京都内で試行的に始め、2021年度から全国規模で本格的に取り組みを始めました。
事業承継マッチング支援には、次の特徴があります。
① 小規模事業者のご利用が中心
② 事業を譲り受けて創業を希望する方も買い手として利用可能
③ 名前を公表した後継者探しも可能
④ 日本公庫本店の専門担当者がサポート
⑤ 売り手、買い手ともに無料で利用可能
日本公庫の全国152支店のネットワークを活用して、近県だけではなく、全国から広く後継者を探すことができます。2024年9月末までの実績で、事業を譲り渡したい方の登録が約5千件、事業を譲り受けたい方の登録が約1万1千件です。これらの方々を引き合わせした件数が累計で1千711件、成約に至ったのが266件になります。どのような方が譲渡側に登録しているかというと、従業員がいないか5名以下の方が約9割、年商規模が5千万円以下の方が約7割です。譲受側では事業を受け継いで創業(スタート)する「継ぐスタ」が4分の1を占めています。