青色申告会会歌の作成にあたり、作詞は藤間哲郎先生、作曲は古関裕而先生にご担当いただきました。
作詞の藤間哲郎先生は、キングレコードの専属として長年にわたり活躍され、数多くの名曲を世に贈られた作詞家です。日本作詞家協会をはじめ音楽著作家関係協会の役員も歴任されました。
作曲の古関裕而先生は東京五輪行進曲「オリンピック・マーチ」をはじめ、流行歌から劇伴音楽にスポーツ音楽まで数々の名曲を世に贈られた作曲家です。2020(令和2)年にはNHK連続テレビ小説「エール」の主人公のモデルにもなっています。
古関裕而先生は作曲生活45周年を迎えた1975(昭和50)年に「青色申告会会歌」を作曲されました。同年発表の作曲歌には「日本晴ればれ音頭」などがあります。
古関先生の作曲には校歌をはじめ社歌や自治体の歌も少なくなく、地域や社会への貢献にも力を尽くされ、1979(昭和54)年にはその長年の功績に対して勲三等瑞宝章を受章されました。亡くなられた後年の1989(平成元)年には国民栄誉賞の受賞候補にも選ばれています。
「青色申告会会歌」をはじめ、昭和の社会に力を与えてきた古関先生の名曲は、平成、令和と時代が変わっても歌い継がれています。